はじめに
最近リスキリングという言葉をよく聞くようになってきました。
国もリスキリング、転職の後押しするような政策もあります。
これまでずっとインプットばかり意識して生活をしてきましたが、約1年前から社内のコミュニティでPythonプログラミングの講師を始めました。
最初は自分の知識が誰かの役に立てばという気持ちで始めてみましたが、自分にとっても学びを得られる機械が増えたと実感しています。
そんな学びについて少し自分なりの考えを整理しましたので紹介します。
学びはインプットだけでは不十分
私自身を含む多くの人々は、学生時代の授業=学びという印象を持っていることでしょう。
それももちろん重要な学びの一部ですが、全てではありません。ある調査によれば、授業で学習した知識が定着する割合は約5%しかないとされています。この情報は「ラーニングプラミッド」という教育理論に基づいています。詳細はこちらのリンクをご参照ください。
一方で、他人に何かを教えるという行為は知識の定着率を90%まで上げることが可能です。この数字の違いは圧倒的ですね。
更には知識がない人に対して、理解してもらうように説明するのは自分が理解したことをより分解してわかりやすく説明する工夫が必要な場合も多くあると思います。
説明しても伝わらない、こういう説明では伝わらないんだ、ということが私もありました。それをクリアするために更にインプットしたり、実践して伝わりやすい方法を考えました。
私がPythonを完璧にマスターしているわけではありません。また、私よりも高度なスキルを持つ人は無数にいます。
しかし、それが重要なのではなく、講習を通じて、たとえ参加者の5%だけでも新たな知識やスキルを理解してもらえることが大切だと思っています。そしてその努力を通じて、自分の知識も90%定着するという事実は、私にとって大いなる達成感をもたらし、新たな学びの機会となります。
まとめ
今回、私が社内コミュニティでPython講師として経験してきたことを通じて、学びのアウトプットの重要性についてお話しました。
このブログ自体も私のアウトプットの一つであり、自己のスキル向上に繋がると信じています。実際、思考を整理し、他人に伝わるような文章を書くことは、多くの場面で役立つスキルだと認識しています。
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