AutoHotKeyとは
AutoHotKeyはWindows向けのスクリプト言語です。独自の言語ではありますが、マスターするとキーボードのキー1つに多彩な設定を組み込むことが可能になります。
AutoHotKeyを活用することで、キーボードやマウスの操作を最適化し、作業効率を大幅に向上させることができます。以下に、その具体的な使用例を紹介します。
AUtoHotKeyでできること
基本的な機能は以下の通りです(※AutoHotKey Wikiより):
- プログラムの起動、終了
- ウィンドウの表示制御
- ファイルの開閉
- キー入力の送信
- マウスのクリックやカーソルの移動
- タイマーを用いた定期的な処理
これらの機能を組み合わせることで、多岐にわたる動作を自動化することができます。
AutoHotkey開発環境構築
AutoHotkeyの公式サイトから最新バージョンをダウンロードし、インストールします。
ダウンロードしたインストーラーを起動します。
「Express Installation」をクリック
「Exit」をクリックして完了です。
次にプログラミングしやすい環境を整えます。
開発を効率的に行うため、VSCodeを使用することをおすすめします。以下のAutoHotkey専用の拡張機能をインストールすると、コーディングが容易になります:
これらのプラグインをインストールした後、VSCodeで新しい.ahk拡張子のファイルを作成します。自動的に3行のコードが生成されるので、そのまま使用して問題ありません。
AUtoHotKey動かしてみる
いくつか簡単な動作確認をしてみます。
・F1キー:メモ帳を開く
・F2キー:”Program Files”フォルダーを開く
・F3キー:Chrome起動
#SingleInstance, Force
SendMode Input
SetWorkingDir, %A_ScriptDir%
F1:: Run, "C:\Windows\System32\notepad.exe"
F2:: Run, "C:\Program Files"
F3:: Run, "C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe"
今回は動作確認でF1~3に設定しましたが、F1はヘルプ表示、F2はテキスト編集、F3は検索など、もともと持っているキーの機能が使えなくなるので、どのキーに割り当てるかは個人の好みがあると思います。
キーの割り当ては個人の好みに応じて変更できます。詳しいキーの記載方法は、AutoHotKey Wikiを参照してください。
まとめ
AutoHotKeyは独自のプログラミング言語ですが、基本的な設定は容易です。よく使用するアプリやフォルダ、ブラウザのパスを知っていれば、簡単に設定できます。キーを1回押すだけで様々な操作ができるため、作業効率が大幅に向上します。
参考サイト
AutoHotKey Wiki:Wikiは日本語で非常に詳しいため、初心者にもおすすめです。
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